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2017年06月03日

士業のホームページ集客術

士業のホームページ集客というテーマでネット上にはたくさんの情報が溢れていますが、どれが正しいのでしょうか?集客方法やホームページの作り方は、誰をターゲットにするのかによって正解が異なるので、うわべのテクニックだけを追っていると間違った選択をしてしまいます。この記事でネット上に溢れる様々な情報で混乱している士業が、ホームページ集客について正しい一歩を踏み出すために知っておくべき基本的な内容についてお話します。

顧客の種類

士業のホームページを訪れるのは以下2パターンです。

①あなたのことを既に知っている人
②あなたのことをまだ知らない人

①については、交流会で名刺交換をして面識がある人や、知人からあなたのことを紹介された人で、既にあなたのことを知っている人です。これらの人があなたのホームページを訪れる目的は「確認」です。すでに少なからずあなたのことを知っているので、「本当に大丈夫か」「どんな人物なのか」と人物像を確認するためにホームページをチェックしています。

②については、Googleなどの検索エンジンから「業種+業務+地域」の検索キーワードでホームページに訪れた人です。例えば「税理士 会社設立 名古屋」のような検索キーワードで検索し、自分が住む名古屋で、会社設立を依頼できる税理士を探しているようなケースです。これらの人はまだあなたのことを知らないので、ホームページで確認するのは「この人は自分の悩みを解決してくれる人なのか?」「その根拠は?」「実績はどれくらいあるのか?」などの情報をチェックします。

ホームページの種類

士業のホームページには2種類あります。

①総合サイト
②業務特化サイト

①については、事務所ホームページとかコーポレートサイトなどとも呼ばれます。士業事務所は複数の業務をサービスとして行っていることが多いので、それらを網羅的に掲載した「パンフレット」のようなものだとイメージしてください。

▼総合サイトの参考例:品川CS法律事務所様

②については、業務特化サイトとか集客用サイトなどと呼ばれます。複数行っている業務のうち、特定の業務に専門特化した「チラシ」のようなものだとイメージしてください。

▼業務特化サイトの参考例:行政書士法人GOAL様

あなたのことを既に知っている人に対しては、総合サイトに誘導するのが良いでしょう。なぜなら、あなたのことを既に知っている人がホームページで確認したいのは、あなたやあなたの事務所の信頼の裏づけだからです。すでにあなたとの信頼関係が少なからず構築されているので、業務の細かい説明をせずとも任せることができるのですね。

一方、あなたのことをまだ知らない人に大しては、業務特化サイトに誘導するのが良いでしょう。なぜなら、あなたのことをまだ知らない人がホームページで確認したいのは、この人は自分の悩みを解決してくれる人なのかどうかだからです。まだ信頼関係が無いので、自分が本当に相手にとって有益であることをプレゼンテーションする必要があるのです。

集客の種類

ホームページへの集客方法は以下の2種類があります。

①オフライン集客
②オンライン集客

①にいては、口コミや紹介などを用いてホームページへ誘導する方法です。

②については、SEOやリスティング広告、ソーシャルメディアなどを用いてホームページへ誘導する方法です。

あなたのことを既に知っている人については、すでに面識があったり、知人からの紹介なので、あなたの事務所名や名前を知っています。それらの固有名詞で検索してあなたのホームページに訪れるようなパターンです。もしくは、名刺に記載のURLを直接入力してホームページに訪れることもあるかもしれません。

あなたのことをまだ知らない人については、あなたの事務所名も名前も知りませんから、固有名詞で検索することはできません。よって、あなたのことをまだ知らない人は「業種+業務+地域」という検索キーワードで検索をして、あなたのホームページを訪れます。

顧客起点で考えればすべてが決まる

顧客、ホームページ、集客には種類があることはすでにご説明しましたが、重要なのは「ターゲット顧客が決まればすべて決まる」ということです。

例えば、あなたが開業したばかりで人脈も無く、インターネットから新規顧客を集客しなければならないのであれば、あなたに必要なのは以下となります。

・顧客:あなたのことをまだ知らない人
・ホームページ:業務特化型サイト
・集客:オンライン集客

一方、すでに開業して何年も経っていて、お得意様からの紹介案件が多いような場合は、あなたに必要なのは以下となります。

・顧客:あなたのことをすでに知っている人
・ホームページ:総合サイト
・集客:オフライン集客

このように、あなたが「誰のためにホームページを作るのか」によって色々が変わってきます。

ネット上に溢れる士業のホームページ集客術の本当のところ

ネット上には様々な士業のホームページ集客テクニックが溢れています。それぞれが「この方法でやったら成果が出ました!」と謳っているので、どれを選んだらよいか混乱してしまいますよね。

重要なのは、最適なホームページや、最適な集客方法は、誰をターゲット顧客にするのかによって決まるということです。業者は各自の商品・サービスを売るためにポジショントークを行います。自ら「うちの商品・サービスは全然駄目なんです」と言う業者は居ないということですね。

「うちの方法でやったら売上○倍!」というキラキラした言葉には誰もが心揺るぎますが、ちょっと待ってください。その前に、「あなたが誰をターゲット顧客にするのか」を考えてから、そのためにぴったりなホームページや集客方法を選択してください。

まとめ

  • テクニックを学ぶ前に「誰をターゲットにするのか」を明確にする
  • ターゲット顧客が決まればすべてのことは決まる
  • ポジショントークに惑わされずとくにかく自分の顧客のことを考える

ネット上には士業のホームページ集客に関する様々な情報が溢れています。しかり、それらはあくまでも「手段」であり「目的」ではありません。ホームページ集客について考える際は、「誰をターゲットにするのか」を明確にし、その人がホームページからスムーズに問い合わせに至るにはどうしたらよいのかを考えましょう。

各業者は自分の商品・サービスを売るためのポジショントークをしています。どれも間違ってはいませんが、それがあなたのターゲット顧客に合うかどうかは別問題です。集客テクニックに目を向けるまえに、あなたのターゲット顧客が誰なのかを決めることが重要です。